hiroshinji’s diary

生まれて小・中・高・大学生までの思い出を綴ってます

0401 あこがれの都会、そして初めての一人暮らし

横浜には全く土地勘がないので、東京で一人暮らししていた兄に付き合ってもらって不動産屋さんに行った。大学に行くには相鉄線和田町駅で降りるか、横浜駅からバスで行くことになる。横須賀線で横浜から一駅の保土ヶ谷駅で降り、不動産屋を訪ねた。大学も元々ゴルフ場だった敷地に統合されたので、そこそこ坂の上だったが、横浜の街は平地が少なく、どこに行くにも坂を上り下りしなければならない印象だった。結局保土ヶ谷駅にも、相鉄線天王町駅にも徒歩10分くらいで行ける月見台というところの2階建てのアパートの2階に決めた。6畳一間にトイレとわずかばかりの台所つき、風呂はなし。銭湯は歩いて5分くらいのところにある。今とは物価水準が全然違うが、月1万4千円だった。

電化製品は14インチくらいのテレビと冷蔵庫、炊飯器くらい。電話もないという今では考えられない生活だった。洗濯は銭湯に行く途中にあるコインランドリーで銭湯に入っている間の時間にやっていた。

当時のドラマで、中村雅俊俺たちの旅が流行っており、下駄に憧れて銭湯へは下駄を鳴らして通っていた。たくろう、かまやつひろしの我が良き友よの時代である。

♪下駄を鳴らして奴が来る~♪、腰に手ぬぐいぶら下げて~♪