初めてワールドカップに触れたのは、70年のメキシコ大会。中1のときか。ペレが全盛の頃で、ブラジルが優勝したが、個人的には西ドイツが好きで、皇帝ベッケンバウアーに爆撃機ゲルト・ミュラー。準決勝の西ドイツ対イタリアはまさに死闘だった。試合中ベッケンバウアーが脱臼して包帯巻きでプレーし、逆転逆転のシーソーゲーム。最後延長で4-3でイタリアが勝利。
74年は西ドイツ大会。オレンジ軍団のオランダのトータルサッカーが印象的。中でもヨハン・クライフとニースケンスのコンビが素晴らしく、点で合わせるゴールが記憶に新しい。得点王は3位ポーランドのラトー。8時間時差ある中、決勝は深夜リアルタイムで見た覚えがある。
78年はアルゼンチン大会で、地元アルゼンチンが初優勝。オランダはまたしても決勝で涙を飲む。
82年はスペイン大会、イタリアの優勝で、ロッシが得点王。
86年はメキシコ大会で、アルゼンチンの優勝、マラドーナの独壇場。5人抜きあり、神の手あり。
90年はイタリア大会で、地元イタリアは決勝に残れず、西ドイツの優勝で、マラドーナの連覇を阻む。
94年はアメリカ大会、決勝はスコアレスのPK合戦で、イタリアバッジオがPK外して終了。日本はドーハの悲劇で悲願の初出場を逃す。
98年フランス大会は日本が初出場も3戦全敗。日本初ゴールはゴン中山。優勝はジダン率いるシャンパンサッカーの地元フランス。カズと北澤は大会直前で代表から外れ出場できず。
2002年は日韓共同開催。ヨーロッパとアメリカ大陸交互の開催から初のそれ以外の開催。地元日本はグループHで強豪ベルギーと初戦引き分け、ロシアとチュニジアに勝ちグループ1位で決勝トーナメントへ。トルコと対戦し惜しくも0-1で8強入りならず。一方の開催国韓国はイタリア、スペインを破りなんとベスト4入り。結局優勝はブラジルで、ロナウドが得点王。日本は開催国として大いに盛り上がり、最も人気があったのはイングランドのベッカムフィーバー。
2006年はドイツ大会、日本は1分け2敗で予選リーグ敗退。中田英は大会終了後引退。優勝はイタリア、フランスジダンは頭突きで一発退場。
2010年は史上初のアフリカ開催、南アフリカ大会。日本はオランダに敗れるも2勝1敗グループ2位で決勝トーナメント進出。パラグアイ戦で健闘むなしく0-0からPK戦で敗れ8強入りならず。優勝はスペイン。
2014年はブラジル大会。日本は1分け2敗で予選リーグ突破できず。地元ブラジルは準決勝でドイツに1-7の歴史的大敗。優勝はドイツ。
2018年はロシア大会。日本は初戦強豪コロンビアに勝利し、1勝1敗1分けでかろうじてグループ2位となり決勝トーナメント進出。ベルギー戦に2点先行し初の8強入りと期待するもまさかの2-3の逆転負け。優勝はフランス。